三代が継ないだ家

今回の改修の一番の願いは、この家で過ごす子どもたち3人が、貴重な時間を共有しながら、先代への感謝と、将来への希望を持った、たくさんの思い出を築いてもらいたい...ということです。核家族化が進む現代ですが、多世代で住む生活が、子供たちの感受性を豊かにし、多様性を享受する心をつくり、大きな夢を持つ未来となってもらいたいと思います。そしてその大きな夢を実現するために、子供たちが願う世界へ自信を持って羽ばたいてもらいたいと願います。地方に残る、多くの貴重な住まいを残し、住みやすく改修することが、これからの家づくりのスタイルとして見直されるきっかけになるように、この住まいを家族みんなで大切にしていきたいと思います。