東庄町を含む、千葉・茨城エリアは、母屋+増築棟の住宅が多く残るエリアで、
2世帯住宅が他のエリアに比べとても多いエリアとなっている。
今回の計画も親世帯が住む母屋+増築棟の住宅に、子世帯が同居を始めるための計画であった。
計画のポイントは、お互いが今までと同じ生活スタイルを維持しながら、
2世帯住宅だからできる楽しい生活を既存の母屋+増築棟を利用しながらできるかにあった。
そこで、家族の共有スペースを母屋と増築棟の間に配置した。環境メリットも享受することが出来、
家族スペースも前面に出すぎないプランになっている。
親世帯も現状とあまり変わりない生活が可能な計画となり、各世帯の棲み分けができる計画となった。
家族スペースを中心に子供たちは、親世帯、子世帯を自由に走りまわり、家全体に笑顔のたえない2世帯住宅となるだろう。
千葉、茨城エリアに多く残る母屋+増築棟の住宅は、今後、解体され新築されるか、改修されるか、2つの選択肢がある。
家族の成長と同時に沢山の思い出と記憶が残る既存の住宅が、K邸のように改修し、家族とともに生き続けることも可能である。