改修

受け継ぐ家

この地域に多く見られる母屋+増築棟の農家住宅。
子供がそれぞれ巣立っていき、使われなくなった増築棟に農家を継ぐ子世帯夫婦が実家での生活を始める為の改修計画。
コストを掛けずに現代の生活スタイルに合わせながらも、両親が建てた家を受け継ぎ残したいとの施主家族の思いが詰まった家が、子世帯夫婦の為の新居として生まれ変わりました。
改修ポイントとしては、共用の土間スペースを境に、母屋の親世帯とのそれぞれの生活スタイルを程よい距離感で保てる計画とし、断熱性・耐震性など機能面を向上させ、
既存の仕上げ材を積極的に有効利用することでコストダウンも実現。
家族が増えた際にも対応でき、どの部屋からも庭からの光を取り入れる事が出来る間取りとなりました。
今後増えるであろう増築棟の空き家対策のモデルケースとしての改修例が竣工しました。

詳細情報

所在地千葉県銚子市
家族構成親+夫婦
建築面積63.47㎡ / 19.2
延床面積104.88㎡ / 31.73
構造木造
規模地上2階
竣工2015年3月1日
撮影石井雅義